スノーボードでの足周りのことはとっても重要なこと。そして横に滑るってことは前になる方の足を決めないといけません。その時の前ってどういう風に決めたらいいの?足幅はどのぐらい?バインディングの角度ってどうやって決めるの?
などなど様々な大事なことの疑問が湧いてきます。まずは基本的でとっても大事な足元の疑問について答えていきたいと思います。
レギュラー、グーフィー。スノーボードで前になる足はどっちだ?
スノーボードは横向きに進むアクティビティです。ということは、右足か左足か進行方向前になる足を決めなきゃいけないということなんですね。さてあなたはいったいどっちでしょう。
スノーボードでは進行方向前になる足で「レギュラー」と「グーフィー」という風に呼びます。レギュラーとは左足が前方向になるスタンスのことです。反対に右足が進行方向前になることをグーフィーと言います。
レンタル屋さんなど、「スタンスどっち?」と聞かれることがあればこのことを聞かれていると思った方がいいです。広い意味でのスタンスはバインディングの足幅も含まれますが、どっちの足が前かということもスタンスと言います。
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前になる足の決め方はいくつかあります。あなたが側転をする時の前になる足はどちらでしょう?せーの、で先に踏み出した足が前です。
もしくはあなたがサッカーでボールを蹴る時はどちらの足を軸にボールを蹴りますか?ボールを蹴るのとは反対の足、それが軸足出あり前になる足なのです。
まだまだあります。リラックスして立ってください。両足に体重を分散して。ポンと友達に後ろから押してもらいましょう。その時の1歩めはどちらでしょう。1歩めに出た方が前になる足です。
また面白い方法としては利き目と利き足を合わせるという方法も。利き目の調べ方として遠くにあるまっすぐの棒、例えば電柱とか、ペットボトルとかに両目で見て人差し指で隠れるようにかざしてみましょう。隠れましたか?隠れたら片方ずつ目をつむってみましょう。どちらの目で電柱、もしくはペットボトルが隠れたでしょうか。うまく隠せた方が利き目、と言われています。
ちなみに私は左足前のレギュラースタンスで、利き目も左です。全ての項目に一致しましたが稀に違う人もいます。サーフィンはレギュラーだけどスノーボードはグーフィーだったり、スケートボードはグーフィーだけどスノーボードはレギュラーとか。私から言わせるとなんと器用なんだ、という感じですが。大半の人が上記のことでメインスタンスを見つけられると思います。
片足バインディングをはめてスケーティングしやすい方を選ぶとか、どうも滑りにくい感じがしたら反対にしてみるなどして自分のメインスタンスをみつけてください。
日本人が、なのかレギュラースタンスの人が多いのでなぜかレギュラーの人はグーフィーをかっこいいといい、グーフィーはレギュラーを羨ましがるという不思議な現象もあります。以上参考にして自分の前足、メインスタンスを決めましょう。
ちなみにメインスタンスとは反対向きに滑ることを「スイッチ」と言います。せっかくなのでこの言葉も覚えておきましょう。
バインとバインの足幅、すなわちスノーボードのスタンスってどのぐらいがいいの?
そしてこちらがバインとバインの足幅であるスタンスのお話。ややこしいですね!レギュラー、グーフィーという前足のことも、バインディングの両足間の幅もどちらもスタンスなんです。どうやらスタンス幅ということもあるようです。日本人らしく足幅といってもいいです。安心してください。十分通じますので。
基本は肩幅やや広めにします。あまり狭いと不安定になりますし、広すぎると疲れやすいです。肩幅より少し広めで軽く膝を曲げてみましょう。その時に安定するな、と思う足幅にしてみましょう。なんだか滑りにくい、と思うことがあればちょこちょこといじって見るとみつかります。
もしくは持っているスノーボードの推奨スタンスも参考にしてみましょう。そのスノーボードが本来持っている力を十分に発揮するのが推奨スタンスと言われています。
こちらも個人差があるので初めは目安にして、「もう少し広い方が安定しそうだ」や「広すぎてなんか滑りにくい。すぐ疲れてしまう」という場合は1cm単位で変えてみると改善されることがあります。ぜひ参考に試してみてください。
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スノーボードのスタンスは理解したけどバインディングの角度は?
ここまで読めば、あなたのメインスタンスと大体のスタンス幅がなんとなく見つかったのではないでしょうか。でもまだわからないこともありますよね。バインディングをつけよう、と思ったらなんだこれ。角度が選べるぞ!?ってなったことがあるのではないでしょうか。もしくは友達に聞いてなんとなくでつけたのではないでしょうか。実はこのバインディングの角度もスノーボードを上達させる上で大切なことなのです。
このスノーボードのバインディングの角度も好みに個人差がでます。そして目指すべき滑りで変わってしまうのです。おそらく初心者の場合予想されるバインディングの角度は前になる足が18〜21度、後ろ足が3〜6度の比較的前向きスタイルだと思われます。(角度の表記はメインスタンス側がプラス表記、メインスタンス反対向きがマイナス表記になるのでご注意を。)これは間違いでもないですし、メインスタンスに慣れるには悪くない角度だと思います。量販店やレンタルなどではこのスタンスで出されるのではないでしょうか。
実はこのバインディングのセッティングにも流行りがあって、一昔前はダックスタンスと呼ばれるガニ股セッティングが流行っていたことがあります。肩幅以上の広めのスタンスに両つま先外向き。前足12度の後ろ足−12度などですね。フリースタイルスノーボードの人気が上がり、パークライドが盛り上がりました。その際スイッチで滑るトリックを行う上で両つま先を外に振る方がいいのではないかと人気が出たのです。
好みによりますが、初心者の方はまずメインスタンスでターンが出来るようになった方がいいのであまりお勧めしません。不自然な角度になるし、膝も怪我しやすいといえるので個人的にはあまりお勧めはしませんね。
今ではそこまで極端ではなくなりました。まずは前足15〜18度、後ろ足0〜3度で試してみてはいかがでしょう。バインディングの角度の設定は3度刻みとなっています。ちなみに私は前足15度の後ろ足0〜−3度を好んでいます。スイッチ滑走も行いたい人は後ろ足を−3〜9度までいじるのもいいと思います。
流行りのスタンスを知りたい!という方はFREERUNやSNOWBOARDING+という雑誌をチェックしてみましょう。雑誌にでているものが最新の情報になるのでスノーボード雑誌をチェックするのはお勧めです。特にシーズン初めに出るカタログ号では詳しく説明されていたり、スノーボードラーダーのセッティングをチェックすることができるのでぜひ一度みてみましょう。
こちらも一度試してみてしっくり来なければ変えてみることをお勧めします。
まとめ
スノーボードでの足元にまつわるお話はたくさんしたいことがあるのですが、まずは初心者の方が気になる足元の基本中の基本について書いています。
そしてその基本が実に大切だったりするのです。スタンス幅、バインディングの角度のことをまとめてセッティングと言いますがこのセッティングによって上達のスピードが変わることがあるのでぜひ関心持っていろいろ試してみましょう。
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