スノーボードで一番こだわった方がいい!というアイテムは確実にブーツです。
特にあなたの足にクセがあるとしたらインソールまでこだわって欲しいぐらい!
ブーツにお金は惜しんではいけません。
なぜなら、スノーボードが楽しくなくなるので。
私が10年以上愛用しているRIDEのブーツについて、正直な体験談を全部お話しします。
私のブーツ遍歴:DEELUXからRIDEへ、そして10年
最初はDEELUXを選んだ理由
正直に言うと、私が最初に使っていたのはRIDEではなくDEELUX(ディーラックス)でした。
選んだ理由は:
- 所属していたショップが扱っていたブランドだった
- 熱成形できて自分の足にフィットする
- 当時のパフォーマンスとしては十分満足していた
DEELUXは良いブーツです。3シーズン使っていましたが、機能的には問題ありませんでした。
その前に…32(Thurty Two)への憧れと挫折
実は、DEELUXの前に32(Thurty Two)がめちゃくちゃかっこよくて憧れていました。
ブランドイメージも、ライダーも、ブーツ自体もかっこいいですよね。
すっかり憧れており、
「これがいい!」と思って試着したんですが…
カカトのフィット感が合わなくて、泣く泣く諦めました。
だって、かっこいいもの使いたいじゃないですか(笑)
でも、ここで大事なことを学んだんです:
ブーツは「デザイン」じゃなくて「フィッティング」で選ぶべき。
RIDEライダーになって気づいたこと
その後、RIDEのライダーになってRIDEのブーツを使い始めました。
【正直な告白】
最初のRIDEブーツには不満点がありました。
でも、ライダーだったからこそできたことがあります。
それは、メーカーに直接フィードバックを伝えられたこと。
自分の不満点を伝えて、それが改善されていく過程を見られた。 もっと良くなっていくのを体感できた。
ここで学んだこと:
- 自分にとってのマイナスが、他の人にはプラスだったりする
- ブーツの「良し悪し」は、その人が求めるものによって変わる
- 同じブーツでも、感じ方は人それぞれ
実際、YouTubeでコメントをいただいたのですが、 「足にフィットしすぎるのがしんどい」という感想もありました。
これも正しい感じ方です!
ブーツ選びに正解はない。
あなたのストレスポイントを知って、それを解決してくれるブーツを選ぶことが大切なんです。
私が最終的にRIDEを選び続ける理由
私が10年以上RIDEを使い続けている決定的な理由。
それは「かかとのフィット感とタンタイドシステム」です。
私の最大のストレスは「かかとが浮くこと」でした。
つま先側に体重をかけた時に、かかとが上がる…
これが起こると:
- ブーツがついてこない
- = バインディングがついてこない
- = 板がついてこない
これが本当にストレスだったんです。
力を入れたいのに、板に伝わらない。 この感覚、わかる人にはわかると思います。
RIDEのブーツは、この問題を完全に解決してくれました。
RIDEには「タンタイドシステム」という独自機能があります。
簡単に言うと:
ブーツの足首部分にBOAダイヤルがついていて、
それを回すだけで足首からかかとにかけてギュッと固定できるシステムです。
通常のBOAとの違い:
- 普通のBOA → ブーツ全体を締める
- タンタイドシステム → かかと周りを集中的に締める
このおかげで:
- かかとが浮かない
- 力が板にダイレクトに伝わる
- ホールド感が抜群
私が悩んでいた「かかとが浮く」ストレスから解放されたのは、
まさにこのタンタイドシステムのおかげなんです。
ブーツと足に一体感が生まれるからこそ、 力を入れた瞬間に、ダイレクトに板に伝わる。
この感覚があるから、私はRIDEを使い続けています。
RIDEのブーツはマジで調子がいいという話
「そういや、RIDEのブーツめっちゃええんやった」と思い、YouTubeで語らせてもらいました!
以前、いぐっちゃんがYouTubeで「RIDEのブーツめっちゃいい!」と動画で熱く語り、即買いするという動画を拝見。
私、元RIDEのライダーを10年ちょっとさせていただいたので、 実はブーツが「めっちゃ良くなって、最高!!!」って知ってたんですよ。
(なら言えって話w)
「そうそう!なんせいろいろフィードバックというかクレーム言ったからな・・」
という裏側も赤裸々に話しています。
ブーツを買う上で「そういうところに注目しているのね」というポイントもわかるかと。
動画を要約すると
- アウターはへたりにくい構造、耐久性を出すべく素材が他と違う
- 革新的な「タンタイドシステム」搭載
- インナーはラップタイプなので変な当たりがない
- くるぶしが薄くなっているので圧迫しにくい
- カカトが浮かないので重心は板の上のままでしゃがめる、力をかけれる
プロダクト開発の裏話を話しています。
RIDEの「タンタイドシステム」が画期的な理由
これが、私がRIDEを選び続ける最大の理由です。
タンタイドシステムとは?
足首からかかとにかけてをガッチリ固定するシステムです。
具体的には:
- ブーツのタン(足の甲〜すね部分)に専用のBOAダイヤルが付いている
- このダイヤルを回すと、足首からかかとにかけて内側から締め付けられる
- まるで「足をハグされている」ような、一体感のあるフィット感
なぜこれが重要なのか
普通のブーツは、アウター全体を締めるだけ。
でも、タンタイドシステムは:
- 足首からかかとを独立して締められる
- かかとが浮くのを完全に防止
- 力を入れた瞬間、板にダイレクトに伝わる
つま先側に体重をかけた時に、かかとがブーツの中で浮く… これが私の最大のストレスでした。
タンタイドシステムは、このストレスを完全に解消してくれたんです。
実際の効果
力を入れた瞬間:
- かかとが動かない
- = ブーツが足に追従する
- = バインディングに力が伝わる
- = 板が思い通りに動く
この一連の流れがスムーズになったことで、滑りが劇的に変わりました。
ライダーは自分のギアしか知らない?
ずっと同じメーカーのブーツしか履いてなかったので、他の人からのフィードバックってめちゃ新鮮でした。
ライダーは自分の使用しているギアについてはめちゃめちゃ詳しいんですが、他を使用する機会がなく、比較はできません。
私もRIDEのブーツをずっと履き続けているから、他のものを試していないので、他の良し悪しは正直わからないんですよね。
比較したい場合は、やはりショップの方が一番詳しいんですよ。
ブーツの硬さ(フレックス)の選び方
ブーツを選ぶ時に重要なのが「硬さ(フレックス)」です。
フレックスは一般的に1〜5の5段階で表記されます。 (メーカーによって10段階表記もあります)
フレックスの目安
| レベル | フレックス | 特徴 | おすすめの人 |
| 初心者 | 1-2(ソフト) | 柔らかくて操作しやすい、疲れにくい | ターン練習中の人、グラトリ好き |
| 中級者 | 3(ミディアム) | バランスが良い、オールラウンド | ある程度滑れる人、色々楽しみたい人 |
| 上級者 | 4-5(ハード) | 反発力が強い、スピード重視 | カービング好き、大会志向の人 |
あくまでも参考に。上級者になれば自分の好みがはっきりしてきます。
硬いブーツのメリット・デメリット
メリット:
- 反発力が強い
- 力が板にダイレクトに伝わる
- キレのあるカービングができる
- スピードに乗った時の安定感
デメリット:
- 足が疲れやすい
- 操作に力が必要
- 初心者には扱いづらい
柔らかいブーツのメリット・デメリット
メリット:
- 足が疲れにくい
- 操作しやすい
- ターンの練習がしやすい
- グラトリに向いている
デメリット:
- 高速時の安定感が劣る
- 力が逃げやすい
私の場合:硬さよりもフィット感を重視
プロとして大会に出ていた頃は、ミディアムからやや硬めのブーツを選んでいました。
ジャンプでは、力をしっかり板に伝える必要があったからです。
あと、ハードに動くので柔らかいとすぐにへたってしまうと言う理由もありました。
でも、今は楽しく滑ることを重視しているので、ミディアム〜ハードフレックスを選んでいます。
硬すぎると疲れるし、柔らかすぎると物足りない。 ちょうどいいバランスが、私にはミディアム〜ハードです。
大事なのは、自分のレベルと滑り方に合った硬さを選ぶこと。
ショップで試着する時は、実際に屈伸してみて、 足首の曲がり具合や硬さの感覚を確認しましょう。
ブーツの締め方タイプ比較
ブーツには3つの締め方タイプがあります。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分に合ったタイプを選びましょう。
タイプ別比較表
| 締め方 | メリット | デメリット | おすすめの人 |
| BOA(ボア) | ・ダイヤル回すだけで簡単 ・着脱が速い ・調整しやすい | ・壊れやすい ・部分的な調整が難しい ・修理が必要 | 初心者、女性、子供 着脱の手軽さ重視 |
| 紐タイプ | ・壊れにくい ・部分的に細かく調整可能 ・しっかり締められる | ・締めるのに時間がかかる ・力が必要 ・手間がかかる | 上級者 フィット感にこだわる人 |
| クイックレース | ・引っ張るだけで簡単 ・フィット感良い ・力が弱くても締められる | ・慣れが必要 ・メーカーで方法が違う | 中級者、女性 手軽さとフィット感の両立 |
私の経験:BOAは便利だけど…
私は最近は紐タイプを使っています。
理由は:
- 部分的に締め具合を調整できる
- 壊れにくい
- 信頼性が高い
でも、最近のBOAシステムはかなり進化しているので、 初心者の方や女性にはBOAタイプをおすすめします。
着脱が楽だと、スノーボードがもっと楽しくなりますからね!
ただし、BOAはワイヤーが切れると使えなくなるので、 予備のパーツを持っておくと安心です。
熱成形、本当に必要?プロの本音
【結論】足に悩みがあるなら絶対やるべき。そうでないなら必須ではない。
RIDEブーツのインナー:100回熱成形しても頑丈
RIDEのブーツは、インナーのインシュレーションが100回くらい熱成形しても大丈夫という特徴があります。
ただし、熱を入れることによって、もともとの耐久性よりは少しずつ落ちていくのも事実。
長持ち重視なら: 熱成形しなくても問題なければ、しない方がいいかも。
履いているうちに自分の足に馴染んでいくので。
熱成形のメリット
✅ 1回目からガツンと自分の足に合わせられる
✅ 足にクセがある人には必須
- 偏平足
- かかとの骨の出っ張り
- インナーを閉めるとぶつかって痛い箇所がある
こういう方は、熱成形することで快適に滑れるようになります。
熱成形しなくてもいい人
❌ じわじわ自分の足に馴染ませたい人
❌ 特に足の悩みがない人
私の場合:熱成形なしでも大丈夫だった
私は足にあまりクセがなくて、そこまで熱成形にこだわる必要はないかなと思っています。
足の幅もワイドというよりも細めの方なので、そこでの苦労はありません。
過去にくるぶしが当たって痛い時期もありましたが、 イボができた時に貼るシールを当たるところに貼って調整したら、 ブーツを履いているうちに解消されました。
今はそんなことはないため、そのまま使用しています。
初めてのブーツ選び:レンタルで自分の傾向を知ろう
まずはブーツをレンタルして、スノーボード。
その方が自分が「何にこだわるか」が見えてくる場合があります。
いきなりブーツを買う前に
初めてブーツを買う時って、自分がどういうところにこだわりを持つかわからないですよね。
そこでおすすめなのが:
まずはレンタルブーツで滑ってみること
レンタルで滑ってみると:
- どういうところが嫌だったか
- この辺が気になった
- ここは快適だった
という自分の傾向が見えてきます。
レンタルでチェックすべきポイント
❶ 痛みがないか これが一番大事!どこかが当たって痛いと、スノボが苦痛になります。
❷ つま先側に体重をかけた時、かかとが上がらないか これが私のストレスポイントでした。 かかとのフィット感はあった方がいいと思います。
❸ 締め付けすぎていないか フィットと締め付けは違います。 圧迫されると血流が悪くなって、足が冷たくなったり痛くなったりします。
❹ 足首の動きは自由か ブーツが硬すぎると、足首を曲げにくくて滑りづらいです。
あなたのストレスポイントは?
レンタルを何回か体験してみて、
「ここが気になる!」 「これがストレス!」
というポイントが見えてきたら、それを解決してくれるブーツを選びましょう。
もし他にも「ここは重要!」というポイントがあれば、ぜひコメントで教えてください!
みんなで情報をシェアして、より良いブーツ選びができるようになりましょう。
私の失敗談:安さで選んで大後悔
ブーツは今では高い買い物。。
だからこそ失敗したくないですよね。私の失敗談を聞いてください。
初めてのスノーボードブーツ購入での大失敗
今でも思い出すと悔しいんですが…
初めてのスノーボードブーツ購入で、最もお金を無駄にした経験があります。
当時の私は:
- 「安く買いたい!」という気持ちが先行
- 試着も数分でサッと決めてしまった
- デザインと値段だけで選んだ
最大の失敗:薄い靴下で試着した
試着の際にはいていた靴下が薄かったんです。
でも、実際にスノーボードする時は厚手の靴下を履きますよね。
その結果…
❌ 厚手の靴下だと足を圧迫して、足が痛くなった
❌ 足が痛いと、もうスノーボードを楽しむどころじゃなくなった
❌ せっかくの楽しい時間が苦痛になった
そして、そのブーツは1回履いて捨ててしまいました。
これが、私が最もお金を無駄にしたパターンです。
この失敗から学んだこと
✅ 最低5〜10分はしっかり履いて確認する
数分だけだとわからないことも多いです。 ちょっと馴染んできた時に、足を動かしてみてかかとが浮かないかチェック。
✅ 実際に履く厚手の靴下で試着する
これ、絶対です!
✅ 店内を歩いてみる
立っているだけじゃなく、歩いてみてどうか。
✅ 不快感がないかチェック
どこか当たって痛いところはないか。 圧迫されすぎていないか。
✅ 新しいブーツはすぐには馴染まない
数回ボードと一緒に履かないと本当のところはわからないけど、 明らかに痛い、当たる、というのは試着の時点でわかります。
ブーツは絶対ショップで試着してそのまま購入
安いからってネットで買うと後で後悔することも。。
私はショップで購入を推しています。
ネットで買うのはリスクが高い
「ネットの方が安いから」という理由で、試着せずに購入するのは危険です。
サイズが合わなかったら終わりだからです。
オンラインで買って、近所の店で熱成形…は高くつく
「オンラインで安く購入したブーツを、近所の店で熱成形してもらおう」
という作戦を考える人もいますが、これはおすすめしません。
なぜなら:
❌ 他の店では熱成形に追加の料金が必要
❌ 結果、高くなってしまう
ショップで購入するメリット
✅ 試着してそのまま熱成形してもらえる
✅ アフターサービスも受けやすい
✅ 相談しやすい
✅ 通える範囲に自分の味方になるお店を見つけられると幸せ
購入店舗が近所にある方が、何かあった時に相談できるので安心です。
試着のポイント:デザインよりもフィッティング
私の32への憧れと諦め
RIDEのライダーになる前にブーツ選びで悩んでいたところ。
32(Thurty Two)がかっこいいなー、と思っていて試着してみたけど、 カカトのフィット感が合わなくて、泣く泣く諦めました。
(だって、かっこいいもの使いたいじゃないですかw)
お店での選択肢はDEELUXE(ディーラックス)が残っていたし、 熱成形できるのでストレスなくシーズンを迎えられる点で使用していました。
正直、いいブーツだと思います。
日本人に多い「足幅が広くて当たる」問題
なぜ起こる?
日本人に多いのが「足幅が広くて当たる」という悩み。
これは:
- ほとんどのブーツは海外製
- ヨーロッパの人は足幅が狭い傾向
- だから幅広の日本人には当たりやすい
という構造的な問題があります。
私の場合:足幅で苦労しなかった理由
私は足幅が細めなので、そこでの苦労はあまりありませんでした。
でも、ブーツ選びで失敗しなかったのには理由があります。
それは、インソールのプロフェッショナルにサポートしてもらった経験があったから。
そこで、靴の選び方やサイズの見方を教えてもらったんです。
この経験が、ブーツ選びの目を養ってくれました。
足幅で悩んでいる人へ:インソールで解決できる!
足幅が広くて悩んでいる人、諦めないでください。
インソールで解決できることが多いんです。
インソールの選択肢
✅ オーダーメイドインソール
✅ スノーボードショップでのインソール作成
✅ 整骨院・整体でのインソール作成
インソールで足を正しい位置に戻すことで、 「ワイド」だと思っていた足幅が実は改善されることも。
足に悩んでいる人は、インソールに詳しいショップや専門家に相談してみてください。
参考になった動画とカタログはこちらから
ライダーは自分のギアに詳しいけど、他との比較はできません。
だから、ショップの方の意見や、他のライダーのフィードバックってめちゃくちゃ参考になります。
いぐっちゃんの動画はこちら
「RIDEのブーツ、衝動買い。軽くてフィッティングいいだけじゃない!基礎的な体の使い方を邪魔しない仕組みがすごくいいんです。」
RIDEのカタログ →こちら
まとめ(PRを含む)
ブーツ選びで大切なこと
✅ 絶対に試着する
✅ 実際に履く厚手の靴下で試着する
✅ 5〜10分はしっかり履いて確認する
✅ そのままショップで購入する(熱成形も一緒に)
✅ デザインよりもフィッティング重視
✅ 自分のストレスポイントを知る
私がRIDEを選ぶ理由
- かかとのフィット感が最高
- 力が板にダイレクトに伝わる
- 耐久性が高い
- 改善を重ねて進化している
でも、これは私のストレスポイントを解決してくれるから。
あなたのストレスポイントは違うかもしれません。
だからこそ、
絶対に試着して、自分の感覚を大切にしてください。
その中でも、RIDEのブーツはまさしくおすすめなので、 一回試着でもしてみてくださいね。