まいど!えいこです! @eiko5eiko
滑れるようになってくるとスノーボードって本当に楽しい!
ある程度ターンもできてきたし、何か新しいことに挑戦したいな?という、スノーボーダーのあなた。
グラトリに挑戦してみませんか?初心者さんもトライしてみよう!
ターンとターンの間にちょっとひと技。
そんなグラトリの基本を知って、ゲレンデでカッコつけましょう!
1.グラトリってどういうの?スノーボードを上達させるトリックの基本を知る
まずはグラトリとは。
正しくいうとグランドトリックです。簡単にいうとコースなどの平らなバーンでトリックを行うことを指します。
トリックにはオーリー、ノーリーと言われるジャンプ、スノーボードのノーズやテールを浮かせたり押し付けたりするマニュアルやプレス、ボードを回転させるスピンがあります。
これらは一つ一つでも行いますが、一連の流れで複数のトリックを組み合わせるコンボなどで他の人と差をつける方が多いですね。
特に上級者ほど、体や板の使い方がうまいのでコンボでゲレンデにいる人の視線を釘付けにすることができます。
オーリーやノーリーはジャンプすることで滑りに躍動感が出ますし、プレスやマニュアルで滑りにアクセントをつけられるし、スピンすることで滑りにメリハリをつけることができます。
それぞれのトリックでは、スノーボードの板のしなりや乗る位置、身体の使い方が重要になってくるので、スノーボードが上達するきっかけにもなりやすいです。
カービングの中にグランドトリックを入れたりと、滑りの幅も広げることが可能となるので、グランドトリックことグラトリに挑戦してみましょう!
なお、スノーボードの板は固いよりは柔らかい板の方がグラトリする際は楽になります。うまくできないと思う方は柔らかい板にしてみると思い通りに動きやすくなるかも、ということは伝えておきますね。
2.グラトリまずは基本から!スノーボードがプレスしてみよう!
まずはプレスをやってみましょう。
プレスとはその名の通り、板を踏みつけることです。
板のセンターを踏みつけても変化はありませんが、ノーズ(スノーボードの進行方向前側)やテール(スノーボードの進行方向後ろ側)をプレスすることで、滑りに変化をつけることができます。
プレスとは、ノーズ、もしくはテール側に重心移動して、テールもしくはノーズを浮かせるトリックです。この動きはグラトリの基本となります。
2-1.テールプレス
まずはテールプレスに挑戦してみましょう。
まずは板の滑らない平らなところでトライしましょう。
実は家でも練習できます。マットなどを引いて練習すると床もソールも傷つきません。
スノーボードのグラトリは止まっている状態やゆっくり滑っている状態で始めるといいです。
滑りながらトリックをすることははよりハードルが上がります。
テールプレスは重心を後ろ足、さらにはテールの先端に重心を持って行くぐらいの態勢になります。
後ろ足はしっかり曲げて、前足は伸ばします。
上半身は身体のバランスを取るため、両腕を肩まであげて、斜面と並行になるぐらいがいいですね。
このとき上半身だけ前のめりにならないように注意!
体は必ず板の上です。
腰と重心はテール側へ、上半身も後ろに引っ張られているイメージ。目線はいつもの滑る時と同様遠くを見ます。
テールが上がった状態を作れればOK!
マニュアルにメリハリをつけるため、テールマニュアルの際は前足側で踏み切って(ノーリー)、着地と同時に後ろ足重心でマニュアルの形になれれば完璧です!
むしろ、オーリー、ノーリーのきっかけがある方がトリックを行いやすいですね。
2-2.ノーズプレス
ノーズプレスはテールの逆ですが、進行方向側に体を倒すのでテールプレスよりも少し不安に感じるかもしれません。
がトライしてみましょう!
後ろ足で踏み切って(オーリー)、前足側に一気に乗って、重心は前足もしくはノーズ側に一気に乗りテールを浮かせられれば完璧です。
目線はこちらも進行方向遠目です。
前側の手が引っ張られているかのように、腰から重心をノーズ側に乗せることが重要です。
前側の足は曲げて、後ろ側の足は伸ばしますが、無理して引き上げてテールを浮かさずに、板の重心の移動で板をしならせるように意識しましょう。
こちらも上半身が折れてお尻が出ないように意識することが大事ですね。
2-3.マニュアルとは
ちなみにマニュアルはプレスの形をキープしながら滑ることを指すので、プレスに慣れればマニュアルにも挑戦しましょう。
3.グラトリの基本!スノーボードでオーリーとノーリーをしよう!
はい!オーリーはグラトリの基本とも言えます。
トリックに入る際には必要になってきます。
プレスでも触れましたがオーリーやノーリーから次のトリックに入ることは多いです。
3-1.オーリー
オーリーとはスノーボードの板のしなりを使ってジャンプすることです。
プレスの板のしなりから、瞬間に板を弾いて飛びます。
後ろ足で弾けばオーリー、前足で弾けばノーリーです。
こちらのトリックもまずは平らな滑らないところで止まってやってみましょう。
膝を曲げ、後ろ足に重心を持っていき、板をしならせた瞬間、後ろ足で板を弾くように踏み切ります。
両肘で身体を上に引き上げながら足は膝を胸に引きつけます。
着地は両足で着地します。膝を柔らかくし、ジャンプの衝撃を和らげます。
オーリーは板のしなりを使って、テールで板を弾いてジャンプします。
素早く体重移動による板のしなりを作るのがポイントです。ノーズが上がったタイミングで後ろ足で思い切り踏み切って、ジャンプします。
止まった状態でできるようになれば、ゆっくりのスピードで動きながらオーリーをしてみましょう。
オーリーに慣れれば、雪玉を飛び越えたり、少し高いところに飛び乗ったりと、スノーボードの滑りのバリエーションが増えます。
基本のトリックなので何度も練習しましょう。
3-2.ノーリー
ノーリーはオーリーの反対です。まずはフラットから練習してみましょう。
4.基本のグラトリトリック!スノーボードでスピンしよう!
グラトリでプレス、オーリー、ノーリーと慣れてきたら、スピントリックにトライしてみましょう。
まずは180(ワンエイティ)と呼ばれる、半回転にトライしてみましょう。
4-1.スピンのフロントサイド、バックサイドとは
スピンには右まわり、左回りがあります。
バックサイドスピン、フロントサイドスピンと言って、レギュラーとグーフィーではどっちがどっちか変わります。
バックサイドスピンは進行方向に背中を向けながらスピンし始める向きになります。レギュラースタンスの方ですと右回りです。グーフィースタンスだと左回りとなります。
フロントサイドスピンは進行方向に向かって前を向きながらスピンし始める向きになります。レギュラースタンスでは左回り、グーフィースタンスでは右回りになります。
4-2.スピンの踏切の話
スピンをする際には両足踏切でもできるのですが、はっきり言って、両足踏切はダサいです。
後ろ足で踏み切ってオーリーからスピンをする、前足で踏み切ってノーリーからスピンをする、というのがかっこいいです。
ですが、まずは体を回す感覚を覚えることから始めた方がいいので踏切をあまり気にせずトライしてみましょう。
4-3.まずは180から始める
まずは止まった状態で、右回り、左回りと180してみましょう。
少し体を低くし、上半身も使って半回転飛んでみましょう。半回転はそんなに難しくないと思います。
一回転こと360(スリーシックスティ)しようと思うと、回転する方向より反対に力をためて、反動をつけながら回ります。タメ、を作って回転してみましょう。
平地でスノーボードをつけて回転することを覚えたら、ゆっくり滑りながらやってみましょう。
4-4.ターンの延長を活かして簡単に回る
スピンはターンの延長でするのが最も簡単です。
トゥー側にターン始めたらそのまま進行方向に背中を向ける方向に180スピンしてみましょう。この向きがバックサイドになります。レギュラーの人は右回り、グーフィー方は左回りです。
トゥー側で踏み切ってフラットもしくはトゥー側で着地します。
腕を広げて上半身もうまく使ってスピンしてみましょう。
そして次はフロントサイドスピン。
ヒール側のターンを始めたらその反動で進行方向に胸を出しに行くように180スピンしてみましょう。
ヒールで踏み切るのは踏み切りにくいです。なぜなら、人間はジャンプするときはつま先で最後は踏み切るからです。
踏切が難しい分、後ろの手を上手に使うと回りやすくなります。
足だけで回ろうとせず、上半身もうまく使って回ってみましょう。
これがグラトリのスピンの基本となります。
180回ると着地は必ずスイッチになるのでスイッチフリーランをに慣れておくと着地がスムーズになりますよ!
5.ちょっと待って!そこでグラトリ大丈夫?安全にスノーボードしよう
さて、以上のことを参考にしてグラトリに挑戦しましょう!
でもあれ?
ちょっと待って。
あなたのグラトリしようとしているその場所、本当に安全ですか??
人がたくさんいるとこでしようとしていないですが?
十分に広いスペースがありますか?
周りに子供や初心者の方いませんか?
ゲレンデには様々な人が滑っています。フリーランしていて、前の人がいきなりスピンしたり、ターンとは違う動きをし出したり怖く思いませんか?
目の前で急にこけることも予想されるので、スノーボードのグラトリをする際は前はもちろん後ろも横も、全方向に注意を向けましょう。
誰もが楽しくスノーボードしようと思ってゲレンデに集まっているので、安全に気をつけること、これもグラトリのルールであり、基本と言えます。
グラトリが練習しやすいバーンとして、横に広く、なだらかであることが適しています。
スピードがあまり出ない方がはじめは練習がしやすいですね。
かぐらスキー場のみつまたエリアや、宝台樹スキー場のバーンなど、練習しやすいコースを見つけて、グラトリにも挑戦してみましょう。
6.まとめ
スノーボードに慣れてきたらグラトリに挑戦してゲレンデでカッコつけましょう!地形遊びとコンボできればなおかっこいいですね。
まずは基本トリックに練習して、トリックを連続してコンボを目指しましょう!その際周りの安全を確保してくださいね^^
何事も基本から。
グラトリも覚えてスノーボードをより楽しみましょう!